私の場合
「喜寿記念小品展」を今年の秋に開催したいと思っている。その制作過程を紹介します。
2022年 2月21日(:月)キャンバス張り
『アトリエブラック公募作品展』の副賞でいただいたクレサンジャパンのM6号(2張りの張り綿キャンバスは木枠の横にクギがあり、まず抜くことにしました。
2022年4月29日
先週はグループ「集」展に詰めていたので何もできず。いよいよ最終工程の金箔を張ることにする。いまでも張り方は上手ではない。
2022年4月8日
今日は情報の通り道である光ファイバーをイメージした細い線を置く。線を置く前には白いチョークで下書きをしている。。納得する位置になると面相筆で描いていく。
乾いてからさらに2~3回塗り重ねる。
2022年4月5日
今日は朝から暖かい。クラッキンメジウムを拭き取る。どういう状態になっているか全然予想がつかないのでドキドキする。結果はいい位置にひび割れが発生し黒の残りも丁度いい。ほぼ満足、アクリルブラックを少したす。
その後レッド部分を小刀を使って削り出す。したからイエロウがのぞいてくる。特にダークレッドのそばだとコントラストがたかくなり線がハッキリしてくる。
2022年3月20日
今年は低温が続き綺麗なひび割れが出来ません。それでも何とかひび割れが見えてきましたので ピーチブラック(マツダquick)をひび割れに押し込むようにして塗りこみました。
2022年3月11日
ICTの脆弱さや危うさを表現するため、画面の一部にひび割れを作ろうと思います。私の場合クラッキングメディウム(NOUVEL製)を塗ります。底に沈殿している場合は割りばしで底からかき混ぜ、フタをしてよく振りました。平面に置き少し分厚く盛り上げています。
今年は低温の日が続きなかなか乾きません。
2022年3月6日 画面分割
これからが本格的な絵の制作に入ります。与えられた平面をどう分割するか。一番気を使います。
私は自作のアクリル板で作った三角定規を用いています。、チョーク感じた線を描き、画面を分割しています。
2022年3月1日 レッド系で進める
今年の冬は気温が上がらずなかなか乾いてくれない。昼はベランダで夜は暖房の付いた部屋で。ようやく乾いたのでレッド系(ピロールレッド、ナフトールレッド、カドミウムレッド)を塗り、進める。
2022年2月23日 下地づくり
昨日と一昨日に作ったキャンバス6枚にジェッソSを塗ります。一度ぬったら約3時間かけて乾かします。これを3回繰り返します。
2022年2月24日 下地づくり
昨日までに描いたジェッソが乾いていたのでサンドペーパー(#400)を掛けて表面の平滑にします。細い線を描くための下ごしらえです。
この下地をつくるころ雪が降ってきた。エアコンを19℃に設定しての仕事でした。
木枠大きさに合わせて麻キャンバス(IT145/フナオカ)をカットし、前記のM6号の木枠に袋張りします。
同時に木枠から取りはずした綿キャンバスは各1/2にカットしたものを、F3号の大きさにカットしたべニア板に貼り付けます。これでM6が2張り、F3が2張り、P3が2張り出来ました。これに描いていくこととします。
道具はプライヤーとニッパーです。
プライヤーで布を引き上げるとクギが浮き、ニッパーで抜き取ります。
いろいろやってみましたが最近はこの手順です。
2022年4月14日
今日は包張りしているキャンバスの横をブラック(ガッシュ)で塗っていく。
塗る前には絵の方に入り込まないようにマキングテープでしっかり養生をとる。側面をブラックで塗ることにより中面のレッドの発色が明度を利用して際立ちます。
2022年4月4日
乾燥に入って2週間、ようやく乾燥したのでクラッキングメディウムを取り除きます。
濡れ手ぬぐいを置きまた1日置きます。
時間がクスリです。拙速にすると油絵具が周辺に付きます。
2022年3月7日 画面分割2
どの部分を濃いレッド系にするのか、ブラック系の色にするのか、緊張が続きます。ピシッとした線をひくためマスキングテープを利用しました。
2022年2月25日 下地づくり2
下地処理が終わり今日は2段目の下地塗りアソイエローミディアムを塗っては乾かし、塗っては乾かし、これを4回繰り返しました。
まだ乾いていないのでペーパー掛けは明日にします。