2016/8/12(金) 構図はほぼ出来上がり
前回アップしてから、孫たちが帰省したり(3日滞在)、萩での同窓会出席(1泊2日)その他でなかなか手が付けられなかった。
それともう一つの大作「IT2016/活断層」(S60)の完成にも力を入れた。こちらは完成、あとは額制作のみ。
昨日から再度取り掛かり、左上、ドームにも手をいれ、右上灯篭流しも色を抑えた。ただ中上の折り鶴の位置がまだ決まらない。
そのため一度(実は2回目)ホワイトで塗りつぶしてみた。プルーの方はこれで良いのかも知れないがピンクの方をあと2センチ左に寄せたい。ただそうするとブルーの位置も変えなくてはいけないかも。しばらく悩みそうだ。グリーンの葉も濃くし、上との距離感を出した。また花の色も見直し、相当描きこんだ。
今日一日は乾燥に充てる予定だ。
2016/7/28(月) 塗り重ね
前回アップしてからも、絵は毎日描いている。
葉の部分を塗り重ね、花の部分も薄く何度も塗り重ねてみました。下部の土と根の部分も塗り重ねる。
左上部の部分、いったんはブルー系にしていたが、ピンク系に変え、またブルー系に戻した。右上部と同系列色なので少し落ち着いた。
ただ中央上部の折り鶴がやや左に寄りすぎた。中央に描きたいためいったんホワイトで消し、乾燥後描きなおすこととする。
2016/6/22(水) キャンバス張り
今日は朝から雨、梅雨の真っ盛り、湿度の高い日はキャンバス張りには絶好だ。
私の場合、キャンバスの横にも描くのでここには釘を打たない。これは岡島弘国先輩から教わったことだ。
したがって釘は裏面に打ちます。ということで木枠より画布は一辺を70mm大きくカットする。
この結果、1,761mm×1,443mmの画布となり、145㎝幅の画布が必要となります。140cm幅では張れません。
画布の上に木枠を置き、位置決めをし、四辺を押しピンで仮留めする。これならズレていても簡単に修正できる。
その後裏側に霧吹きで水を吹き付ける。ここまでが水平の場所(居間)で行います。(今回は居間が使えないため書斎で垂直で行った。)
釘打ちの順番を今年から変えてみた。
1.4辺の中央部を大作用釘で綴じる。
2.中央部から順番に外側に向けて画布を引き延ばす。私は幅108mmのプライヤーを使っている。
端までいったらタッカーで仮留めする。この時点で押しピンを抜く。
3.今度は外側から内側に向けて順次引っ張り、その都度大作用釘で綴じていく。ここでは幅76mmのブライヤーを使用。
この時点ではまだタッカー針は残しておく。打つ順番は必ず対向線で。
4.中央部まで行ったら、タッカー針を抜き、最後に四辺を内側に織り込んで留める。
この順番ですと、四辺部のしわが無くなりました。この手順を発見するまでに10年以上かかったことになる。
2016/9/11(木) 塗り重ね
昨日はカープが25年ぶりのセリーグ優勝。勝つのが分かった上で近所の居酒屋へ。約30人が集まって優勝の美酒を飲んだ。そのせいか本日は二日酔い。
先々週、画面に動きを出したいため、ホワイトで「風」を描き込んだ。しかしあまりにも白色が目立つので、先週グラッシで少し明度を落とした。
そして今日はカンナの部分をまたグラッシで塗り重ねた。味わい深い色になってきた。
これで今日は乾燥。10月9日(日)に広島支部分をまとめて一緒に東京に送り出す。
直前までこのグラッシはする予定だ。それと額も手作りのため時間を平行して進める。
私が2点出すのは一つは規定で2点まで出品できること。もう一つは41歳からの公募展デビューなので一つのものを追及するには時間がないためだ。
今年も大州小学校の子供たちが取り組んでいる「カンナプロジェクト」を応援するものと、45年間取り組んだコンピュータへの想いをそれぞれ描いてみた。
評価はどうあれ、まずは自分の「想い」が表現できた。
この2点は第47回元陽展で東京都美術館(上野公園内)で公開される予定だ。
2016/7/10 (日) 塗りはじめ
今日は参院選の投票日、午前中に済ませて午後からは制作へ、地塗りしたところを丁寧に描き起こす。レッド系の色は透明色が多いので変更する場合はここはホワイトを混ぜて不透明にする。
(写真左の花びら部分に下のグリーンライトが透けるのでホワイトを混ぜていったん白っぽくする。
その後、カンナの葉の部分、茎の部分を描き添えていく。
背景部分の面積比率を変えてみ、茎に赤色を入れ、画面全体に動きを加えた。
2016年5月27日(金)、G7首脳会議が終わったあと、オバマ米大統領が広島の平和記念公園を訪問された。
2016/6/25(土) 下地(ジェッソ)塗り
今日は朝から晴れ、午前中は物置がある畑で草取りと青紫蘇、赤紫蘇、大根を収穫した。
午後は下地づくり。私の場合特別なことはしていない。フラット状にしたいため、全面にホワイトジェッソLをローラーで塗るだけだ。
ただし今回は量が少なく少し塗り残しが出来た。ここは妻が指摘してくれた。
わが家のベランダのカンナ、大州小学校からいただいたものは既に散り(右)、自前で買ったのが咲いている(左)。廃校となったわが母校の子供たちからいただいたひまわりもこじんまりと咲いている(中)。
オバマ大統領は出迎えた二人の小中学生に折り鶴を1羽ずつ手渡されている。梅や桜の花が描かれている和紙で、大統領自身が折られたという。→
今回のテーマは、オバマ大統領のメッセージ「核兵器のない世界を追及する勇気」と大州小学校が取り組んでいる「希望のリレー、カンナプロジェクト」とした。
当日の私は、広島商工会議所で行わる「夕学講座」への参加する予定だった。原爆ドームの真ん前のビルだ。
厳重な検問がされている中、200m手前のメルパルクまではスムーズに行けた。ここについたのが16:30頃。これから先は何人も通行止めだ。
講座開始時刻が18:30からなので通行止めが解除されれば十分間に合う。ただいつ解除されるか分からないため、警察管にその旨を伝えると、上司に連絡を取ってもらい、特別に許可をもらって通ることが許された。
持ち物の手提げかばんの中を見せ、警察官7名のリレーで商工会議所に無事たどり着けた。護衛というか、護送というか。
商工会議所ビルは内からも出ることは禁止、ブラインドも降ろされている。携帯のワンセグを見たのが17:30頃、すでにオバマ大統領が演説していた。原爆ドームに来られるかなと思っていたが、原爆の子の像のところから専用車に乗り帰られた。18:00頃だった。
とうとうオバマ大統領を直接見ることはできなかったが、貴重な体験だったので付記しました。
2016/8/25(木) 折り鶴部分修正
前回アップしてから、中学校の同期会に参加してきた。朝の新幹線で新山口へそこからスーパー萩号で萩明倫センターへ、15分歩いて路線バスで目的地へ。13名が出席、中学卒業後55年経過してもすぐ昔に戻れる。皆良き70のジジ・ババたちだ。
グループ「集」展も来週から、少し進めておきたかった。
昨日から再度取り掛かり、折り鶴2羽はどうもバランスがとりづらく4羽にしました。オバマ大統領が子供たちに渡したコンポーズブルー系とローズバイオレット系のもの、記帳台の傍に合ったバーミリオン系カーマイン系の4羽とした。そのため一度(実は2回目)ホワイトで塗りつぶし、その上から描き込んだ。
これで今日は乾燥
それに同時に描き進めていた「IT2016」(S60)も出展する予定だ。
東京都美術館2階第1・第2展示室 平成28年10月30日(日)~11月6日(日) AM9:30~PM5:30(入場はPM5:00まで)
(最終日はPM2:00入場はPM1:00まで)
2016/7/11(月) 二度塗り
今日は水平で描きたかったのでプルーシートを敷き、その上に寝かせる。7.2㎡の書斎兼アトリエは足の踏み場もない。
全体を見ながら進める。中央上の折り鶴は少し小さくした。その分空白が増えた。
右上の灯篭流しの部分の色が濃くしすぎた。次回薄くすることとしよう。
一応終わり立てかけてみるともう少しカンナがあっても良いかナ。
7月11日終了時→
花びら部分は柔らかい筆で、茎部分は豚毛筆を使用。
筆の後始末は、まず古新聞紙で絵の具を拭い取る。次は筆洗油(ターナー、ブラシクリーナー無臭タイプ)を使いまた拭い取る。筆洗油に漬けた後は紙製おしぼり(食事後いただいて帰る)で根元まできれいにする。
その後固形石鹸で丁寧に根元まで洗い、絵の具が完全になくなったらシャンプーリンスを少しつけ、洗い流し、乾燥させる。本当は下向きが良いそうだが私の場合は缶に入れるため上向きになる。
こうすることで筆の寿命はうんと長くなる。
商議所は奥の黒いピル、その少し手前に原爆ドーム、中央は慰霊碑と献花台、資料館2階から撮影
大阪市立美術館館地下展覧会室 平成29年 1月11日(火)~ 1月15日(日) AM9:30~PM5:00(入館はPM4:30まで)
広島県立美術館地階県民ギャラリー 平成28年11月22日(火)~11月27日(日) AM9:00~PM5:00
2016/7/6 (火) 地塗り完了
昨夜、地塗りが終わり、本日は朝から乾燥、朝8時40分には直射日光があたるところはすでに34度と暑い。
全体的に色を置いてみた。下1/3にもう少し赤系色が欲しい。まだ折り鶴や原爆ドームが大きい、もう少し小さくしたい。右上のところもウルトラマリンライトを上塗りする。予定だ。↑
赤系の色を絵具箱に用意する。
バーミリオン、ピュアレッド、ピロールレッド、カドミウムレッドミドルとディープ、ピオニーレッド、チャイニーズレッド、ペレリンレッドの他に透明系のカーマイン、クレムソン、ピンクマダーを用意した。多少の色味が違うところで変化を付けたい。
ここで気が付いたこと。イエローディ―プがない。早速買いに行かねば。
わが家のベランダのカンナもようやくつぼみになった。このカンナは大州小学校からいただいたもの。←
2016/6/21(火) 木枠作り
まず木枠つくりだ。というのも絵の仲間の家族から「昔、娘が描いていたが今は横浜にいる。今後も使わないので差し上げる。」と言われ、いただいたF100の杉材木枠だ。絵は記念にということで丁寧に剥がし、その家において帰った。
最初に2つ折りだったのでその爪を取る。次に釘を抜いた穴にボンドを付けた爪楊枝を差し、突起部分を小刀で削ぐ。丁度100本だった。二つ折りの木枠だったのでさらに補強のため波釘とさらに一文字蝶番で固定する。ここからは通常の木枠作りと同じ。ゴムハンマーでしっかりと叩き込み固定する。
2016/7/5 (月) 基本構成
今日から描くことにする。エスキースで描いたものは上部が広すぎた。あくまでも主役は大州小学校が育てたカンナなのだ。
まず、青色のチョークで位置取りする。その中へ赤いチョークでデッサンする。私は鉛筆や木炭よりもチョークが好きだ。消すのに簡単だから。
こんどはそれをガイドに絵の具をオドレスぺトロールで溶き、着彩する。←
2016/6/27(月) 下地(ジェッソ)塗りとエスキース
今日は画材店でジェッソMを購入。再度上塗。午後から曇りのち雨。ベランダで乾燥。
エスキースはF6のスケッチブックにした。
メインは希望の花「カンナ」。原爆投下後75年間は草木も生えないだろうと言われた地で約40日後には咲いていたという。このカンナが被爆直後の市民にどんなに希望を与えてくれただろうか。
この写真は原爆資料館の出口付近にあり、おそらくオバマ大統領も見たであろう。
大州小学校では小学校からマツダスタジアムまでの沿道にカンナを植える「カンナロード・プロジェクト」を推進している。
背景には中央にオバマ大統領が小中学生二人に手渡した折り鶴、左には原爆ドーム、右には犠牲者を偲ぶ灯篭流しを入れて、平和の希求を表現したかった。