12週間も展示していたが、1枚も売れなかった。
   単価設定がまずいのか。……通常、個展では3万円で売っていました。
   ハンズ広島店の客層と合わなかったのか。……同じフロアーでもスマホのケースのところは人が多かった。
   私と言う作家は認知されていないのか。……FacebookやTwitterは好きでないのでやっていない。
   絵が今流でなかったのか。……隣のスペースではミニチュアの作品があり単価もすごく安く設定されていた。
   本物の絵は必要とされないのか……スマホでのバーチャル体験で十分なのかも知れない。
   市場が狭いのか……旭酒造の桜井社長の弁で言うと「消費者が多いところ」で無かったのかも知れない。
ハンズの集客力に頼ったのではないか。市場に責任を転嫁していないか。売れなかったことを他責として捉えている

出品したのは以下の7枚、 詳しくはこちら

「わたし描く人、お店売る人」となっていなかっただろうか。よほどの大家でない限り待っていて売れる程ではない。

展覧会の絵は「自分自身の想い」を表現する。だからエコノミックな考えはいらない。他人に迎合することはない。

一方売り絵は「売れてなんぼ」の世界なのだ。
売るために私は何をしたか。
   単価→個展価格の1/3以下→安物と思われなかったか。
   場所→人が多く集まるところ→絵画購入の意志がある人が集まっているところか。
   売り方→お店の方に任せていた→店はスペース貸ししているだけ。この絵は私が売る!と行動したか。
   PublicRelations→Facebookやtwitterは嫌い→ではアナログ手法で何をしたか。マスコミが目を引くような手を打ったか。
                                自分で個展をしたときには案内状だけで200枚は配ったのだ。


自分がどれだけ営業努力してきたか。
「この絵が売れなければ明日の米代がない。家賃が払えないので家を追い出される。」状況だったらもっと本気でセールスしただろう。

思い起こせばハンズ広島店で個展をしていることを何名に知らせただろう。FacebookやTwitterでなくてもアナログでも伝えられるはずだ。
案内状は1枚も出していない。
そして会った人に「ぜひ買ってください」と言ってきたか。否、「見るだけでいい」と言ってきた。
カツコ良く、どこか自分はお金に執着していないように見せたがっていたのだ。本当は年金生活者なのに。

ハンズ広島店の小さなギャラリー(2F)を借りて「小品展」を行った。(2016/5/29〜2016/8/20)

ネット上だけではなかなか売れませんでしたので、新しい試みに挑戦です。
ネットで目星を付け、リアルで確認する。ネット上では雰囲気や色艶は確認できませんが、リアルの店舗で原画を見て、確認できます。と同時に購入すればその場でお持ち帰りいただけます。


が売り文句だったが結果は1枚も売れなかった。

カラー(SM)
(\ 8,000 税込)
 椿(SM)
 (\ 8,000 税込)
マーガレット(SM)
(\ 8,000 税込)
椿(SM)
 (\ 8,000 税込)
紫陽花(SM)
(\ 8,000 税込)
あじさい(SM)
(\ 8,000 税込)
タチアオイ(SM)
 (\6,000税込)

まだまだ分析が足りぬ。
品質管理の世界では「なぜなぜ5回」と言っているが、まだ1〜2回の理由しか洗い出されていない。「真の理由」には程遠い。

次回は「買ってもらえる」ことを念頭に計画・活動しよう。(2016/8/21記)

昔、(故)谷口勝司先生から言われた言葉
「売り絵と展覧会の絵は分けるように」
今回も過去の個展の経験から小品は「花の絵」か「有名な風景」としている。特に今回は若い女性をターゲットとして「可愛い花」をテーマにした。途中からキャプションに花言葉も付けてみた。
「絵は額に入れて完成だとも言われていた。
額を手作りしたことも売るためではなく、売れなかった時のためにコストを考えていた。